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父島観測点は、太陽活動期国際観測年(IASY:1969年〜1971年)を契機に 1970年11月から小笠原諸島父島で地磁気予備観測を開始したのが始まりです。 その後、太陽地球環境国際定常監視計画(MONSEE:1972年〜1979)に観測点として、 柿岡、女満別、鹿屋と一緒にその役割を恒久的に分担することになり、 1973年1月より磁場精密変動観測(地磁気の連続観測)と磁場微小変化観測 (地磁気の脈動観測)が開始されました。 観測点は無人で運営されており、地磁気の連続観測や脈動観測は、 電話回線を用いたデータ伝送により柿岡に送られて収録・処理されます。 また、定期的に柿岡から職員が出張し、絶対観測と測器の保守を実施しています。 このようにして得られた観測データは、日本の領海の南方海域を代表する基準値として 広く活用されており、父島観測点は重要な観測点となっています。